槍ヶ岳3180m |
長野県松本市安曇 ROUTE 東海北陸自動車道飛騨清見インターから、中部縦貫道、国道158号を通り平湯へ。 平湯から上高地へは専用バスで入る。 |
2009/7/30-8/1 晴れ−曇り−雨 MAP コースタイム 登り 1日目 上高地‐(3時間)‐横尾山荘 2日目 横尾山荘‐(1時間30分)‐槍沢ロッジ‐(2時間)‐天狗原分岐 ‐(2時間30分)‐槍ヶ岳山荘‐(30分)‐山頂‐(30分)‐槍ヶ岳山荘 合計 7時間 下り 3日目 槍ヶ岳山荘‐(3時間)‐槍平小屋‐(3時間)‐白出沢 ‐(1時間30分)‐新穂高ロープウエイ前 合計 7時間30分 |
7月30日から8月1日まで、山の仲間13人で槍ヶ岳に登ってきた。 梅雨明けの一番いい季節に登るはずの予定だった。 しかし、いつまでたっても雨空の天気予報とゲリラ豪雨の被害報道が続く。 出発前日の週間予報では8月2日から天気が良くなるということで、それまでは曇りか雨が続くとのこと。 とにかく、カッパを着て行けるところまで行くしかない。 30日朝5時に中型バスで高砂を出発し、昼ごろ上高地に到着。 予報に反して良く晴れ渡り、駐車場は観光バスがあふれていた。標高は1500mなので涼しい。 12時40分:上高地を出発。 |
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予想外の晴天に、晴れ男は自分だなどと軽口を言いながら横尾山荘まで気分も足取り軽やかに歩く。 | |||
カッパ橋からの前穂高岳![]() |
明神館からの明神岳![]() |
徳沢園![]() |
横尾へ ![]() |
15時30分:横尾山荘に到着。標高は約1600m。 山小屋らしくない立派な施設で豪華な夕食を食べ、明日もいい天気が続くことを願いながら就寝。 夜中に目が覚めたので外に出ると、満天の星空だったが、朝になると曇が多くなっていた。 31日6時10分:出発。 沢沿いの緩やかな道が続く。この間の雨で水量が多い。 |
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7時40分:槍沢ロッジに到着。標高はまだ1800m。8時20分まで休憩して出発。 8時50分:槍沢キャンプ場で小休止して出発。標高はようやく2000mになった。 前方に東鎌尾根が見え始めるが、尾根付近は雲に覆われている。 |
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雪渓が残った道を登って行く。 | |||
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長い道のりだが高山植物が次第に多くなり、目を楽しませてくれる。 | |||
イワオトギリ![]() |
ミヤマキンポウゲ![]() |
サンカヨウ![]() |
ハクサンイチゲ![]() |
ヨツバシオガマ![]() |
ハクサンフウロ![]() |
コイワカガミとシャクナゲ![]() |
コバイケイソウ![]() |
12時10分:グリーンバンド、坊主岩小屋を過ぎて殺生ヒュッテを見上げる岩場で休憩。 標高は約2800mなので山頂は近いはずだが雲で見えない。 しばらく休憩していると一瞬雲が飛び去り、すぐ目の前に三角形の山頂が姿を現した。 |
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山頂が見えたことで元気を回復し、山頂を見上げながら急登の道を登って行く。 | |||
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13時10分:槍ヶ岳山荘に到着。 | |||
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少し休憩し、14時から山頂をめざす。 登山道ではあまり見かけなかったのに、急に人が増えてしばしば渋滞。 危険なところはハシゴが整備され、問題なく山頂へ。 |
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14時25分:山頂に到着。 狭い山頂に30人ほどいるが、もう30人ぐらいなら居れそうだ。 360度雲におおわれ眺望はないが、時折雲が流され眼下に槍ヶ岳山荘が見えた。 |
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15時:槍ヶ岳山荘に戻ったら、待っていたように雨が降り出した。 景色を見ながらのティータイムを楽しめなかったのだけが残念だった。 夜の天気予報では明日は朝から雨とのこと。ここまで順調にきたことを感謝しながら就寝。 8月1日4時50分:朝起きて外へ出ると、何と!空が赤く染まり、槍の穂先の向こうが光っていた。 思いがけなくも、御来光にも出会えたのだった。 |
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5時50分:雲が次第に広がっていく中、下山先の新穂高温泉へ向けて、槍ヶ岳山荘を出発。 | |||
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このルートもいろんな花が咲いていた。 | |||
イワツメグサ![]() |
ツガザクラ![]() |
キヌガサソウ![]() |
ゴゼンタチバナ![]() |
8時50分:槍平小屋に到着。場所を借りてラーメンで食事。食事中雨が降ってきたが、出発すると止んだ。 9時30分:出発。次第に樹林帯の道になる。 |
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10時30分:滝谷出合。増水時には橋が流され渡れなくなるらしいが、大丈夫だった。 12時10分:白出沢も問題なく渡渉。 |
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白出沢を渡ったあたりから雨が本降りになってきた。 長い林道を約1時間30分ひたすら下って行く。 13時50分:新穂高ロープウエイ駅に到着。標高は約1,100m。 高低差約2,000mを8時間かけての長丁場の下りだった。 ここでバスに乗り込み宿泊のホテルに向かった。 |
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山頂からの眺望が得られなかったのと最後に雨に降られはしたものの、予期せぬ好天に恵まれ、憧れ の槍ヶ岳登山を終えることができた。 |
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北アルプス | |||
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