薬師岳2926m  

    富山県富山市折立     ROUTE

    北陸自動車道富山インターから、県道43号線20km、有峰林道20kmで折立登山口へ。
    有峰林道は6時から20時まで通行可能で、乗り入れ時に1,800円徴収される。 

    2009/9/5-9/6 晴れ    MAP

    コースタイム 登り 折立登山口‐(80分)‐1871m三角点‐(120分)‐太郎平小屋
                ‐(60分)‐薬師岳山荘‐(50分)‐山頂 50分     合計 5時間40分
            下り 山頂‐(90分)‐太郎平小屋‐(90分)‐1871m三角点‐(70分)‐折立登山口
                                         合計 4時間10分 

    当初天気が土曜日までぐずつくとの予報が変わり、土曜日からしばらくいい天気が続くというのを聞き、
    急遽出かけることにした。 

    薬師岳は登り易く、北に剣岳、立山、東に五竜岳、鹿島槍ヶ岳、南東には水晶岳から穂高連峰まで北ア
    ルプスのほとんどの山が見えると聞いているので、登っておきたかった山だ。

    4日(金)の午後出発し、北陸自動車道呉羽PAで車中泊。翌朝5時半に出発し、富山インターから折立登
    山口へ向かった。
    有峰林道は、あちこちで工事中だったが立派なトンネルが多く、標高420mから13560mまで一気に登れる
    ことを考えると、利用料1,800円はやむを得ないかも知れない。

    7時30分:折立登山口に到着。100台ほど駐車できるきれいな駐車場はほぼ満車状態だった。
    8時:登山口を出発。  
   
    樹林帯の道を登って行く。急登ではないが、木の根っこで段差が大きく歩きにくい。 
 
    9時15分:1871m三角点に到着。大勢の人が休憩していた。
    はるか向こうにこれから向かう太郎兵衛平が見える。木の間からは剣岳と立山も見えた。 
   
     10分ほど歩くと樹林帯が終わり草原の道になった。太郎兵衛平まで延々と続く。 
   
    10時30分:五光岩ベンチ。1871m三角点からは緩やかな道が続き、ようやく2196mまで登ってきた。
    左手には雄大な薬師岳山頂が顔をのぞかせている。 
   
    五光岩ベンチからも緩やかな道が延々と続き、ようやく小屋らしきものが前方に現れた。 
   
    11時20分:太郎平小屋に到着。標高は2,330m。 
   
    目の前には雄大な山頂が広がっている。 
 
    その右手には水晶岳と、雲の平に重なった鷲羽岳。 
 
     南に目を向ければどっしりとした黒部五郎岳が近い。 
    多くの名山に囲まれた太郎兵衛平は、ゆったりとした気分に浸れる絶景の平原だ。 
 
     夕方、西側の空が雲海になり赤く染まった。小屋の人が、この一カ月で一番きれいだと言っていた。 
 
  薬師岳も染まり                      水晶岳も染まった。                 
   
    翌朝は朝食を弁当にしてもらい、5時20分に出発して山頂を目指した。
    テント場を通り、20分ほど樹林の急登を登って行く。  
   
    6時10分:薬師平に到着。前方に槍ヶ岳が姿を現し、その右手には黒部五郎岳が朝日に輝いている。  
   
    6時20分:砂礫の道になる。 チングルマの綿毛に付いた夜露がキラキラしている。 
   
     6時50分:薬師岳山荘に到着。砂礫の道が続く。 
   
    7時20分:東南稜分岐点に到着。山頂までもう少し。 
   
    7時30分:山頂に到着。 晴れ渡り、360度の展望が開けている。 
   
     東側の眺望 
 
    しばらく眺望を楽しみ、8時10分から下山。東南稜分岐まで戻ると黒部五郎岳の後ろに笠ヶ岳も見える。 
 
    あとはひたすら下山。 
   
    12時30分:登山口に到着。駐車場はまだ満車状態だった。 
   
    薬師岳は、アプローチも山容もゆったりとした懐深い山だった。

    それにしても登山地図のコースタイムは長すぎる。
    折立から太郎平小屋まで4時間30分とか5時間と書かれてているが、ゆっくり歩いても4時間で行けると皆さん
    言っていた。
     前日に折立登山口に入り、朝5時頃から登り始めれば日帰りも十分可能だろう。

    ただ、こんなゆったりとした山はゆったりと過ごすのがいいのかも知れない。 
   
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