トムラウシ山2141m

    上川郡新得町     ROUTE 

    新得町で県道718号を通ってトムラウシ温泉を目指し、トムラウシ温泉手前の分岐を標識に従って短縮
    コース登山口へ。標識から登山口までの8kmは悪路。

    2011/7/9 曇り時々小雨    MAP

    コースタイム 登り 登山口-(1時間)-カムイ天上-(1時間20分)-コマドリ沢-(1時間10分)-
               前トム平-(1時間)-トムラウシ公園-(1時間30分)-山頂    合計 6時間
            下り 山頂-(1時間)-トムラウシ公園-(50分)-前トム平-(40分)-
               コマドリ沢-(1時間30分)-カムイ天上-(1時間)-登山口    合計 5時間
                       <コースタイムには休息時間を含んでいます>

    十勝岳を午前中に下山したので、今日中にトムラウシ温泉短縮コース登山口まで140kmを走ることにした。
    明日の天気は良く分からないが、登山口で待機していれば堂にでも対応できる。

    小雨が降る中、夜8時半に登山口駐車場に到着。すでに10台以上の車が泊っていた。

    翌朝3時半ごろ到着したマイクロバスから降りてきた人の話声で起こされた。
    外に出てみると、雨は上がっていて、多くの人が出発の準備をしていた。ここの定刻は3時半らしい。 
   
    少しで遅れて、4時20分に出発。標高は約960mである。 
   
    樹林帯の緩やかな道を登り、約1時間でカムイ天上に到着。
    カムイ天上からは高木が減って視野が広がってくるが、ガスで閉ざされて何も見えない。  
   
    カムイ天上から1時間ぐらい歩いたところで、水が流れ落ちる小さな沢筋を通過すると、そこからジグザグの
    下り道になり雪渓が現れた。
    コマドリ沢である。ここで20人のツアーグループに追いついたので、お先に失礼した。     
   
    ガスに覆われているので、道間違えをしないようにGPSで方向を確認しながら雪渓の沢を登っていく。 
   
    40分ほど雪渓を登るとガレ場の道になり、20分ほど登ると「前トム平」の標識が現れた。
    尾根筋に上がったことは分かるが、ガスで地形は分からない。  
   
    シャクナゲの群生地を通って、再びガレ場を登っていく。  
   
    巨岩・奇岩が配置され、ツガザクラがよく咲いているところをグルグル歩いていくと、「トムラウシ公園」
    の標識が現れた。  
   
    確かに公園と言いたくなるような岩と花と雪が絶妙に配置された空間が続いている。  
   
    40分ほど歩いていると、再び雪渓が現れた。  
   
    GPSを見ながら道を外れないように慎重に雪渓を横断していく。   
   
    ハクサンイチゲのお花畑を過ぎると標識が現れた。十勝岳からの道との合流地点である。 
   
    岩に記されたペンキを辿っていく。山頂は近い。  
   
    10時20分:6時間かかってようやく山頂に到着。しかし、何も見えない。
    数人しか居れない狭い山頂で、風を避けながらガスが晴れないかしばらく様子を見るが一向にその気配
    は現れない。10時50分:下山開始。  
   
    降りはじめたところで、20人のツアー グループとすれ違った。しばらくするとハクサンイチゲの花畑。       
   
    トムラウシ公園辺りまで、いろんな花を楽しみながら降りて行く。 
 
エゾノハクサンイチゲ
 
メアカンキンバイ
 
イワウメ
 
エゾノツガザクラ
 
 
エゾノコザクラ

ミヤマタネツケバナ

キバナシャクナゲ 

ゴゼンタチバナ 
    トム平を過ぎたあたりからようやくガスが晴れてきた。登りでは全く周囲が見えなかったコマドリ沢の様子も分かった。 
   
    カムイ天上へ向かう尾根から後を振り返ると、ちょうど歩いてきた所のガスが晴れていた。
    なるほどこういうところだったのかと、気持ちのもやも晴らすことが出来た。  
 
    カムイ天上を通って、15時50分、登山口に到着した。  
   
    帰りに汗を流したトムラウシ温泉東大雪荘は国民宿舎ながら、なかなか立派な温泉だった。
    明日は移動・休養日なので、50kmほど南に走って道の駅しかおいでゆっくり休養。  
   
     トムラウシ山の最短コースを登ったが、それでも往復11時間の長丁場だった。
    コマドリ沢までは単調な尾根歩きだが、コマドリ沢からは雪渓ーガレ場ー山上庭園ー雪渓ーガレ場と、
    次々と場面が変わっていくので飽きることがなかった。

   山頂から旭岳への縦走コースはもっと素晴らしいと聞くが、よほどの天気に恵まれないと単独行にはきつ過ぎる。
   
2011/7/7(旭岳)    2011/7/8(十勝岳)     2011/7/11(後方羊蹄山)    2011/7/12(幌尻岳)
   
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