笠ヶ岳2898m |
岐阜県高山市新穂高温泉 ROUTE 東海北陸自動車道飛騨清見インターから中部縦貫道に入り、高山西インターを降りて国道158号を走って 新穂高温泉へ。(ロープウエイ駅手前の深山荘対岸奥に100台ほど駐車できる無料駐車場がある。) |
2012/8/26-27 晴 MAP コースタイム 1日目 駐車場‐(80分)-笠新道登山口‐(210分)-杓子平‐(80分)-尾根 ‐(80分)-笠ヶ岳山荘 合計 7時間30分 2日目 笠ヶ岳山荘‐(15分)-山頂‐(100分)-雷鳥岩‐(180分)-穴滝 ‐(35分)-登山口‐(40分)-駐車場 合計 6時間10分 |
IM君と、25日朝9時半に高砂を出発し、17時に新穂高温泉深山荘奥の無料駐車場に到着した。 標高は1080m。 100台以上駐車できる広い駐車場はほぼ満車状態。 登山口を確認のため左俣林道まで歩いて行くと、林道入口に立派なトイレがあった。 |
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車中泊して翌26日、連日不安定な天候が続いていて午後からの雷雨が心配なので、朝4時20分に出発。 | |||
5時30分に笠新道登山口に到着。標高は1370m。小休止して登り始めると、いきなり急登の道になった。 | |||
1時間余り樹林帯のガレ道を登っていく。 | |||
標高1800mを越えたあたりから視界が開けはじめ、ふり向くと焼岳や乗鞍岳が見える。 | |||
急登のガレ道は続くが、ふり向くと槍ヶ岳や穂高連峰が目の前に現れるので疲れが癒される。 | |||
低木帯になって尾根らしきところが見えるが、急坂のガレ道が続きなかなか尾根が近づいてこない。 | |||
9時10分:ようやく杓子平に到着すると、いきなり目の前に、抜戸岳から笠ヶ岳へ続く稜線が目の前に広がった。 | |||
これから歩くルートをシミュレーションしながら暫く眺める。 | |||
9時30分:出発。笠ヶ岳を望みながら、盛夏なら見事なお花畑だろうと思える広々とした杓子平を歩いていく。 | |||
しかし、ゆったりとした時間は30分ほどで終わり、再び急坂のガレ道になる。 | |||
尾根がなかなか近づいてこない。 急坂にあぐんでいると、目の前に突然雷鳥が現れ気をほぐしてくれた。 |
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10時50分:尾根筋に到着。 | |||
稜線歩きはさわやかな風が吹いて気持ちがいい。 杓子平から見上げた時には晴れ渡っていたが、この頃には雲が湧き上がり、笠ヶ岳山頂が見渡せなかった のが残念であった。 |
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次第に山頂が迫ってくる。テント場下の水場に行くと、雪解け水が冷たくて気持ちよかった。 | |||
12時15分:笠ヶ岳山荘に到着。 目の前に槍ヶ岳から穂高連峰へと続く稜線が壁のように大きく立ちふさがる絶好のロケーションだが、 到着した時は雲に阻まれていた。 |
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8月27日朝4時45分:赤く染まった快晴の空の下に、槍ヶ岳から穂高連峰へと続く稜線がくっきりとシルエット を現していた。 |
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5時15分:しだいに明るくなってくる。 5時30分:槍の穂先の右手からご来光。 | |||
笠ヶ岳山頂が赤く染まって美しい。 6時:出発。 | |||
15分で雲海に浮かぶ山頂に到着。 | |||
北側には黒部五郎岳から野口五郎岳までの稜線が見渡せる。 | |||
東には槍ヶ岳から穂高連峰への稜線が、逆光に照らされてシルエットになって雲の上に浮かんでいる。 | |||
南には、遠くに富士山や南アルプスが望め、近くには焼岳、乗鞍岳、御嶽山が頭を出している。 | |||
6時30分:クリア谷に向かって出発。こちらに下山する人は少なく、我々の他は2グループだけだった。 | |||
山頂直下は急坂で一気に下って行くが、その後はクリヤノ頭まで稜線の右側に付けられた道を、アップダウン を繰り返しながら下って行く。8時15分:雷鳥岩に到着し、小休止。 |
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雷鳥岩からクリアの頭を右に巻いて、岩場を過ぎると草付きの斜面になる。 焼岳を見ながら急斜面を下って行く。 |
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1時間余り下ると樹林帯に入り、暫く下って10時30分、水の流れていない最初の渡渉地点を通過。 その後も水のない沢を2回渡渉。右手に荒々しい錫杖岳が、下るごとに姿を変えて現れるのが刺激的だ。 |
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4回目の渡渉は少し水が流れていたが問題なし。 11時30分:穴滝のある5つ目の渡渉点は、かなりの水量があった。 渇水期でこれだけの水量なので、確かにここは大雨の直後は渡渉できないだろう。水辺で暫く休憩。 |
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沢沿いの道を下り、12時20分、登山口に到着した。 | |||
舗装路を約3km、疲れた足をひきづりながら、40分かかって深山荘対岸奥の駐車場に帰着した。 | |||
花のシーズンは終盤だったので、多くはなかったが目を楽しませてくれた。 | |||
ヤマハハコ |
シモツケソウ |
ハクサンフウロ |
オヤマリンドウ |
トリカブト |
ウツボグサ |
タテヤマリンドウ |
ミヤマシシウド |
ウサギギク |
シナノオトギリ |
チングルマ |
チングルマ |
笠新道は聞いていた通りの体力勝負の道だったが、クリヤ谷コースも、笠新道に負けない急坂コースだった。 歩行が厳しかっただけに、槍ヶ岳から昇ってくる日の出と山頂での絶景が、一層心に刻まれた山である。 |
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2012/8/28(焼岳) | |||
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