| この山は10年ほど前に、八鹿町主催の妙見山・蘇武岳縦走大会で登ったことがある。 あの時は妙見山から林道を延々と歩き、山歩きというより道歩きという印象が強い。 登山大会で金山峠を歩いている時に、阿瀬渓谷からのルートが有ることを知り、何時か歩いてみたいと 思っていた。 朝7時に高砂を出発し、播但連絡道を通って8時半頃関電発電所前に到着すると、何故か通行止の標識 があるが、案内標識を見るともう少し先まで行けるようなので進んでいく。 対向車が来ればお手上げの狭い道を約700m進むと、結構広いトイレ付きの駐車場へ到着した。 ここが第2駐車場のようだ。標高は約250mである。 |
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| 9時：出発。 | |
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| 少し歩くと「遊歩道入口」の標識が現れたので、左手の遊歩道に下りていく。 沢の中を歩いて行くと綺麗な滝が現れた。これが源太夫滝だった。 |
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| 10分ほどで登山道に合流して少し歩くと若林方面との分岐になるが、時間があれば廻ることにして右手へ進む。 落差1m位のものにも名前が付けられているが、時々良い感じの滝も現れる。 |
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| 阿瀬渓谷最大の龍王滝は水が殆んど枯れていた。 不動滝を過ぎて不動尊横を通ると、関電取水口が現れる。 |
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| そしてすぐに、立派な標識のある金山口に到着する。 金山口から約1km歩くと新しい橋が現れ、これを渡ると金山廃村で、ここまでがちょうど1時間。 |
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| 廃村には東屋が設けられ、その横には室町時代には金鉱で栄えたことや、昭和37年まで住んでいたことなどが 記されていた。 |
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| 東屋で小休止して歩き始めると、この辺りにはニリンソウやザゼンソウが良く咲いていた。 | |
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| 廃村から上流にも滝が現れるが、何故かもう標識は立てられていない。 沢を右へ左へと、4回渡りながら上流へ上っていく。 |
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| 金山峠まであと1kmのところに立派な滝が轟音を轟かせていたが、標識がないので名前は分からない。 滝を過ぎると傾斜がキツくなっていき、沢も枯れていく。 |
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| 11時5分：標高760mの金山峠に到着し、小休止してから山頂への登山道に入る。 | |
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| いきなり急坂を直登するが、あとはゆったりとした尾根道になる。 杉林に突き当たると、杉林の左側に進む。すると赤いテープが現れ、杉林と落葉樹との境界を歩いていく。 |
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| 時々現れるカラマツ林がいい雰囲気だった。 | |
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| 中間地点を過ぎた辺りから林道を左手に見ながらの行進になるが、ちょうどイワカガミも群生している ので花を探しながら進んでいく。 |
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| イワカガミから顔を上げて左手を見ると、西側には眺望が開けている。 | |
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| 後方には氷の山や鉢伏山。 | |
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| 真横には扇の山。 | |
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| 頂上が近付いてくると、何故かいきなり9合目の標識が現れる。 | |
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| 12時40分：見晴らしのいい山頂に到着。 | |
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| 北側には三川山とその向こうには日本海。 | |
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| 東側には床尾山や粟鹿山も見える。 誰もいない静かな山頂で、眺望を楽しみながらのランチタイムを過ごし、13時20分、下山開始。 |
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| 時間短縮のため林道を下りていく。 | |
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| 金山峠からは登ってきた道を下り、15時15分、金山口に到着。 予定より早く降りてきたので若林方面へ向かうと、予想外の急坂が現われ、汗を拭きながら登っていく。 |
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| 新緑が眩しい道を登りきると標高647mの洗心台。 | |
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| そして、急坂を降りていくと関電取水口のある若林口に到着する。 | |
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| 若林川沿いの道を降りていく。 渓谷沿いの道は気持ちよく歩けたが、見どころは楓の滝ぐらいだった。 |
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| 思案橋で阿瀬川に合流し、観瀑休憩所横を通って駐車場に向かう。 | |
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| 最後に源太夫滝を見返し、16時30分、駐車場のある登山口に帰着した。 | |
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| 往復7時間、約18kmのロングコースだったが、傾斜が緩いのでかかった時間の割りには疲れなかった。 渓谷沿いの道は変化があるので楽しく歩け、紅葉の時に渓谷だけを周回するのがこのルートの一番いい 歩き方だろうと思った。 |
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| 2015/10/31 2016/3/12 2018/2/24 | |
| 但馬の山へ | |
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