黒部五郎岳2840m‐鷲羽岳2924m‐水晶岳2986m[3・4日目] |
2013/8/19-8/20 晴れ(最終日は雨) MAP コースタイム 3日目 三俣山荘‐(80分)‐鷲羽岳‐(20分)‐ワリモ岳‐(80分)‐水晶小屋 ‐(40分)‐水晶岳 ‐(40分)‐水晶小屋‐(30分)‐ワリモ北分岐 ‐(60分)‐祖父岳 ‐(90分)‐雲ノ平キャンプ場‐(30分)‐雲ノ平山荘 合計 7時間50分 4日目 雲ノ平山荘‐(180分)‐薬師沢小屋‐(150分)‐太郎平小屋 ‐(90分)‐三角点‐(80分)‐折立登山口 合計 8時間20分 |
19日朝、三俣山荘の外に出ると、雲ひとつない晴天の夜明けで、槍ヶ岳も紅く染まっていた。 | |||
5時35分:鷲羽岳をめざして三俣山荘を出発。 | |||
山頂近くになると少し急登のザレた道になる。 | |||
6時55分:鷲羽岳山頂に到着。 | |||
南東側、鷲羽池の向こうには大天井岳から槍ヶ岳、穂高連峰へ続く絶景が広がっている。 | |||
西側には黒部五郎岳。 北西方向には、雲ノ平とその向こうに薬師岳。 | |||
そして、北側にこれから向かうワリモ岳から水晶岳への尾根が続いている。 | |||
7時20分:暫し眺望を楽しんでから、水晶岳へ向けて出発。 | |||
途中、振り返るとワリモ岳から鷲羽岳の山並みの背後に槍ヶ岳が聳えていた。 | |||
9時:水晶小屋に到着。ここにザックをデポし、水だけ持って山頂を目指す。 | |||
山頂が近づくにつれてゴツゴツした道になる。 | |||
1つ目のピークを巻いて向こうのピークを目指す途中、水晶の混じった岩があった。 | |||
9時50分:水晶岳山頂に到着。山頂は狭く、次々と登ってくるので写真だけ写して標識を次の人に譲る。 | |||
北側には、赤牛岳と立山連峰が見渡せた。 | |||
東側には野口五郎岳から針ノ木岳へと稜線が続く。 | |||
眺望を楽しみながら同じ道を引き返し、次の目的地の雲ノ平へ向かう。 11時30分:雲ノ平への分岐点であるワリモ北分岐に到着し、ここで昼食休憩し、12時に出発。 |
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岩苔乗越まで下ってから、祖父岳へ向かって登り返す。途中で右手に高天原山荘の赤い屋根が見えた。 | |||
13時:祖父岳2825mに到着。 | |||
祖父岳は360度の展望台で、鷲羽岳の向こうに槍ヶ岳も見渡せた。 | |||
ザレた道を下り切ったところで雷鳥の親子にも遭遇。 | |||
顔を上げると、本当に平らな平原が雲の下に広がっていた。 | |||
植生保護のためにキャンプ場へは直には降りれず、ハイマツ林の迂回路を約30分歩いて雲ノ平に降り立つ。 | |||
宿泊予定の雲ノ平山荘には水がないとのことなので、キャンプ場の水場へ降りて明日の水を補給。 | |||
そして、チングルマが咲き乱れる平原をゆっくりと散策。 | |||
雲ノ平山荘も風景に溶け込んでいる。 | |||
15時:三俣山荘から約12km、8時間の歩行を終え、標高2558m地点にある雲ノ平山荘に到着。 山荘は3年前に建て替えられた気持ちのいいところだった。 |
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山荘から振り返ると水晶岳が背景を引き締めていた。 | |||
そして南側に目を向けると、三俣蓮華岳の右手に笠ヶ岳が顔を出していた。 | |||
翌朝目覚めると、夜中に雨が降り、周りはガスで覆われていた。 5時55分:雨支度をして出発。1時間半ほど自然園の木道を歩いていく。 |
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薬師沢への下りはツルツルした石ころの道になる。スティックをしまい、滑らないように慎重に下って行く。 | |||
8時50分:標高1912m地点の薬師沢小屋に到着。 | |||
薬師沢小屋から左俣出合まで約1時間、平坦な木道を歩いていく。 | |||
標高2020mの左俣出合からは、2330mの太郎平へ向かって標高差約300mを登り返していく。 | |||
11時30分:太郎平小屋に到着し、ここで昼食休憩して一息つく。 | |||
12時20分:太郎平を出発し、折立へ降りていく。 途中40分ほど雨に降られたが、15時20分、折立登山口に帰着。 この日の歩行は約15km、8時間20分だった。 全行程で約48km、歩行約30時間の3座縦走を無事終了した。 |
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タカネツメクサ |
イブキジャコウソウ |
イワギキョウ |
ウメバチソウ |
ミヤマダイモンジソウ |
キヌガサソウ |
マルバダケブキ |
ハクサンフウロ |
この2日間も沢山の花に出会ったが、前頁次に掲げた花は省き、新たに目にしたものだけを掲載しています。 | |||
1日目(8/17)-2日目(8/18)-3日目(8/19)-4日目(8/20) | |||
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