光岳2591m-聖岳3013m[3日目]

   2014/7/25-27 晴れ   MAP 

   コースタイム  7/27 聖平小屋-(30分)-薊畑-(40分)-小聖岳-(60分)-聖岳山頂-(50分)-小聖岳
               -(40分)-薊畑-(200分)-西沢渡-(60分)-便ヶ島-(30分)-易老渡
                                         合計 8時間30分

   27日朝、聖平小屋の夜明けはよく晴れて、ご来光も期待できた。しかし、5時前になって急にガスが湧き始
   め、アッという間に視界は閉ざされてしまった。
   それでも、5時過ぎになるとガスの向こうから朧な光が放たれ、辺りを照らしてくれた。  
   
   5時20分:聖平小屋を出発。                5時45分:薊畑を通過。  
   
   マルバダケブキのお花畑の間を登っていると、ガスが晴れてきて聖岳が姿を現わした。  
   
   ダケカンバの林を抜けると森林限界になり、強風に耐えながらガレ道を登っていく。  
   
   6時30分:小聖岳に到着。富士山も顔を見せてくれた。  
   
   前方には聖岳のドッシリとした勇姿がある。  
  
   サブザックに水と雨具だけを入れて出発。  
   
   しばらく切り立った痩せ尾根が続き、強風にバランスを崩さないよう慎重に歩を進める。  
   
   20分ほどでガレた急坂になり、山頂までつづく。  
   
   7時30分:聖岳山頂に到着。       
   
   すぐ北側には赤石岳が大きく迫っている。  
  
   東側には富士山。  
  
   南側の光岳から上河内岳までの稜線も見たかったが、残念ながら雲に阻まれて見ることが出来なかった。
   8時:風が強くて長居できないので下山開始。
   9時40分:標高約2400mの薊畑まで降り、分岐を「西沢渡」の標識の方へ進むと、直ぐにシラビソの樹林帯になった。
   
   シラビソ林の道を下っていく。赤石山系の名のとおり、赤い石が多いのが目につく。  
   
   標高2000m辺りは、「苔平」の名のとおり苔生していた。       
   
  標高1800mまで下ってから適当場所で昼食休憩し、少し歩き始めると突然の豪雨になったが、30分で止んでくれた。  
   
   13時20分:営林署小屋跡を通過して西沢渡に到着すると、沢は先ほどの雨で増水していて、名物のゴンドラに
   乗っての渡渉となった。  
 
   西沢渡からは森林鉄道跡の道を歩いて、14時20分、便ヶ島に下山。いつもながら、平坦地の歩きが一番
   疲れる。便ヶ島は森林公園として整備され、広い駐車場や山小屋もあった。  
   
   便ヶ島から林道を30分歩いて、14時50分、駐車地点の易老渡に帰着した。  
   
   花は薊畑周辺によく咲いていた。  
 
イワオトギリ
 
ミネウスユキソウ
 
マルバダケブキ

ハクサンシャクナゲ 
       
 
ハクサンチドリ
 
オヤマノエンドウ
 
タカネツメクサ
 
ヨツバシオガマ
       

シナノキンバイ
 
タカネグンナイフウロ
 
ミヤマキンポウゲ
 
ゴゼンタチバナ
   難所や危険箇所は殆ど無かったが、3日間とも10時間前後行動するとさすがに疲れる。
   しかし、光小屋からの素晴らしいご来光と、晴れ渡った縦走路から見る富士山や小聖岳から見上げる聖岳の
   勇姿は忘れがたいものになるだろう。 
   
   1日目(7/25) ー  2日目(7/26)ー 3日目(7/27)
   
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